オール電化の3つのデメリットについて知っておきましょう!

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オール電化とはガスを使用せずに調理や給湯などを全て電気で賄う仕組みのものです。オール電化の主なメリットは夜間電力を使用する為、ガスに比べてコスト面が軽減されると言う部分です。

また、”火”を使わないので火災のリスクも軽減され住宅の保険代金(火災保険)の料金にも影響して来ます。

メリットが多いとオール電化を検討されている方も大勢いらっしゃいますが、本日は敢えてデメリットのみにスポットをあてて、それでもオール電化が良い!と思えるか?

ご検討下さい。

オール電化のデメリット停電

何と言ってもオール電化の最大のデメリットは停電時に一切の電力が使用できないと言う事です。

停電が発生する状況は台風時と地震の時が最も可能性が高いです。

ガスの場合も地震による災害時には止まってしまうリスクがゼロではありませんが、マイコン付きの都市ガスやプロパンガスでも震度5程度でまでは全然使用出来ますし、強風でガスが使えなくなる事はまずありません。

ガスが使用できると言う事はお風呂も沸かせますし、お湯も使えます。水道が止まる事も稀なので食事の支度も可能です。

一方オール電化の住宅は、お湯も沸かせません(貯水している分は利用可)。IHクッキングヒーターも使用できませんので調理も無理です。

エアコンのみの暖房器具しかない場合は暖房も使えません。非常に危険な状態に陥るリスクを知っておきましょう!

オール電化のデメリット日中の電気代が高い

オール電化を導入する時は必ずと言っていいほど、「深夜割引プラン」に加入する事になります。なぜなら深夜の時間帯に貯水タンクでお湯を沸かし、このお湯を使用する事により日中はお湯を沸かす電気代を使用せず電気代を浮かす事がオール電化のメリットだからです。

オール電化向けの、この料金プランは、逆に日中の時間帯の電気料金が割高になります。お子さんがいらっしゃるご家庭で、夏休み家にず~といてエアコンをガンガン利用するとかなり高額な電気代の請求がくる事になります。

オール電化は夜間の時間帯がメインの電力消費を行うのであれば良いですが、日中の時間帯に電力を使用する可能性があるご家庭では十分に検討する必要があります。

オール電化のデメリット導入コストが高い

オール電化の導入を考えた時に経済的負担が大きいと感じる事でしょう。新築のご住宅であれば全体的な金額にオール電化の費用も盛り込まれるので金額は少々ボケた感じになり、さほど”高い”と言うイメージを持たれない方もいらっしゃる様ですが、改めてオール電化を導入しようとこのコストにしり込みをするくらい高額です。

まず、キッチンのみをオール電化にする”IHクッキングヒーター”の価格を見て見ましょう。本体3.0KW×2口ビルトイン型で15万円~25万円程度の価格帯が一般的です。これに工事費用が8万円~12万円程度加算されますので総額23万円~37万円がザックリした費用になります。

続いてIHクッキングヒーターに給湯設備をオール電化にしたい場合はどうでしょうか?

オール電化で人気のエコキュートの場合で試算してみます。

エコキュートとはヒートポンプユニットと言うエアコンの室外機の様な物と貯湯タンクがセットになった商品の事をいいます。ヒートポンプユニットが空気を吸い込み空気熱交換機の自然冷媒が空気の熱を圧縮し水の温度を上げてお湯を沸かす仕組みとなっています。作られた65~90℃のお湯は貯湯タンクに蓄えられ適時使用可能と言う仕組みです。

HIクッキングヒーターとエコキュート―を合わせて検討される方が大変多いのですが370リットルフルオートタイプで40万円~50万円程の商品代金。取付費用は10万円~20万円が相場となっています。

工事費込みで50万円~70万円が予算となり、IHクッキングヒーターと合わせると

73万円~107万円の試算となります。

決して安くはない金額ですね。

まとめ

本日はオール電化のデメリットについてのみ記載しました。

1.停電時のリスク

2.日中の電気代が高額な事

3.導入費用が高額な事

オール電化を検討されている方は、安全面と経済面が大きな理由だと思います。上記の1~3の事項を検討しそれでもオール電化に価値を感じる方は是非とも導入をされた方が良いと思います。ちなみに私の自宅ではオール電化を導入しています。1~3のリスクは今の所台風が直撃する予報となった時ぐらいで、その時は卓上コンロを用意しました。結局台風は運よくそれてくれたの卓上コンロは次回に持ち越しです。

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